悪徳探偵社・興信所に騙されない為に
全国にひしめく探偵社は依頼を取るため躍起になり、あの手この手で広告宣伝を打って出ており、お客様はもはやどの探偵社を選べばよいのか分からない状態にあります。
「元刑事・警察関係出身」というふれこみの探偵社をよく目にしますが、元刑事だったら尾行や張り込みが得意で、不誠実な対応をしないようなイメージがありますよね。
これが本当に元刑事でしたら問題はないのですが、集客のための嘘であることが多いのです。
実は、私が以前働いていた探偵社の代表も「元刑事」とアピールしていましたが、本当は警備員出身だったそうで(苦笑)。
もちろん、適正な料金で確実な調査をしてくれれば、元刑事だろうと元警察官だろうと構いませんが、おおよそそんな探偵社の調査力は低いことが多いのが現実です。
同様に、「わが社は女性の代表者だから安心です。女性相談員だから女性の気持ちが分かります。」などと女性をアピールしている探偵社も多く見かけます。
たしかに、同じ女性のほうが悩みを打ち明けやすいという面はあると思いますが、実際には女性代表者や女性相談員はいわゆる「お飾り」であることが多いのです。
マスコミや広告向けに女性の名前や顔写真を使用してお客を集める一つの手段です。
また、女性相談員のなかには、依頼者と契約を取り付けることによって成果給を得ている者もおり、必要のない調査でも不安を煽って契約を結ばせようとします。
もちろん、そういった女性相談員は調査の内容にまで関与しませんから、契約だけ済ますとそれ以降、女性相談員が依頼者と接触することはありません。
浮気問題により心理的に追い詰められた状態で、冷静に探偵社を選ぶことは確かに難しいと思いますが、「元刑事だから信頼できる、代表者が女性だから安心」などというイメージだけで探偵社を選ぶのはやめましょう。