一般的な尾行監視による行動調査は、調査の開始後、対象者を監視している建物(自宅や勤務先など)から対象者が出てきたらその映像を撮ります。
その後対象者が移動している映像を撮り、次に対象者が入っていった建物があれば、その建物に入る対象者の姿を撮ります。
そして最後に自宅に戻る対象者の映像を撮り(自宅に戻るまでの調査であれば)これで調査は完了になります。
開始から自宅までの全ての建物への出入と移動中の対象者の映像が連続して撮られていなければなりません。
最初から、まともに調査もしないで依頼者様に虚偽の報告をする業者は問題外として、調査能力が未熟な為に途中で対象者を見失ったにも関わらず、つじつまを合わせて、依頼者様にさも「何もなかった」という報告をする業者が多い事を是非銘記しておいてください。
殆どの依頼者様が嘘の報告で納得させられてしまうのですから。
未熟な探偵社(会社の規模を大きそうに見せている会社は特に要注意です)の言い分として、「調査対象者が、浮気行動ではない普通の行動をとっている時はわざわざ危険を冒してまで対象者に接近して浮気行為とは関係のない対象者の行動を撮る必要がない」という主張は一見正しそうに思えます。
しかし決してそうではありません。調査が終わった後で見れば普通の行動という事がわかりますが、調査中の場合、いつ対象者の浮気相手が現れたりするか予測がつかないのです。調査力があれば対象者の動きを常に完全に把握し、映像を撮影する事は難しい事ではなく、それは当たり前の事です。調査技術力がない為の言い逃れにすぎません。